エンゼルス球団売却を中止、経営権を継続 モレノオーナー「やり残したことがある」

[ 2023年1月24日 08:53 ]

エンゼルスの大谷翔平
Photo By スポニチ

 エンゼルスは23日(日本時間24日)、球団売却手続きの調査を終了し、所有権の継続を発表した。

 声明文でアート・モレノオーナーは「このプロセスの中で我々はやり残したことがある。チームの将来とファン体験にポジティブな影響を与えられることを感じている。このオフシーズン、我々は球団記録となる選手給与を約束し、ファンのためにワールドチャンピオンを取り戻す目標を立てたいと考えている。我々はエンゼルスの野球の次の章に興奮している」と述べた。

 また、声明文にはロブ・マンフレッドコミッショナーも「エンゼルスに対する買い手の強い関心にもかかわらず、アート・モレノオーナーは野球への愛情を最も大切にしている。モレノ一家が球団所有の継続を決めたことを大変嬉しく思う」とメッセージを寄せた。最後にモレノオーナーは「(売却手続きを務めた) Galatioto Sports Partnersの多大な努力により、当クラブに強い関心を示してくれた多くの優秀な個人、団体と面会することができたことに感謝している。しかし、話し合いが進み、具体化するにつれ、我々の心はエンゼルスにあり、ファン、選手、従業員と別れる準備できていないことに気づいた」と結んだ。

 エンゼルスは昨夏に球団売却の意向を発表し、手続きを進めていた。オーナーシップ継続により、今季終了後にFAとなる大谷翔平投手(28)の去就にも大きな影響を与えることになりそうだ。

続きを表示

2023年1月24日のニュース