鈴木啓示氏 門田さんの死に沈痛「同学年で一緒に戦った仲間の死は、寂しいし、本当に悔しい」

[ 2023年1月24日 20:33 ]

鈴木啓示氏
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 南海、オリックス、ダイエーでプレーし、プロ野球歴代3位の通算567本塁打をマークした門田博光(かどた・ひろみつ)氏が亡くなったことが24日、分かった。74歳。和製大砲として44歳までプレーし、通算1678打点も歴代3位。太くて長い野球人生を歩んだ偉大な打者が静かにこの世を去った。

 歴代3位の567本塁打をマークするなど、プロ野球の歴史を彩った大打者の悲報に、スポニチ評論家の鈴木啓示氏(75)は「左バッターで唯一、ホームランを警戒したのが豪快なフルスイングを貫く門田だった」と個人をしのぶコメントを寄せた。

 同学年で一緒に戦った仲間の死は、寂しいし、本当に悔しい。左バッターで唯一、ホームランを警戒したのが豪快なフルスイングを貫く門田だった。

 最も印象に残っているのは、(84年9月1日の)通算3000奪三振を奪ったシーンだ。大阪球場でのデーゲーム。2回、フルカウントから目いっぱい投げたストレートを、中途半端ではなく、力いっぱい振ってくれた。さすが男・門田だ、と感じたことをいまも、思い出す。

 私が93年に近鉄の監督に就任した際には、組閣が決定してから「なんで、コーチとしてオレを呼んでくれなかったんや?」と声をかけられたこともあった。普段は寡黙な男だったが、義理人情に厚い一面を持っていた。

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