阪神・石井 ヤクルト・石川に学んだ「ポジティブ思考」 故郷秋田で大先輩の金言ゲット

[ 2023年1月6日 05:15 ]

秋田で行われた野手教室に参加した石井(主催者提供)
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 秋田県出身の現役プロ野球選手による野球教室が5日、秋田市のスカイドームで開かれた。ヤクルト・石川と石山が秋田県スポーツ大使として企画したものでコロナ下のため3年ぶり4度目の開催。同市出身の阪神・石井大智投手(25)はプロ3年目で初参加し、子供たちに教えるとともにプロの世界で成功するヒントを得た。通算183勝を誇る22年目の石川から教わった「ポジティブ思考のススメ」がそれだ。

 「自分に自信を持てと。自分ならできる、自分はもっともっといいピッチャーなんだと思うようにと。石川さんは凄い成績を残されていますが、“凄いんじゃない、みんなもできる”と言ってくださった」

 左と右、先発と中継ぎ、そして柔と剛の投球スタイルもすべて違うが、自身の現状のカラを破るために必要なものを教えてくれた気がした。身長1メートル75は決して高い方ではないが、石川はさらに8センチも低い。

 「身長もそうですし、近年は球速が注目される中で石川さんは球速がなくても抑えられる。駆け引き、タイミングをずらすなどの投球術も見習いたい。長く野球をやるには必要」

 昨年12月からは神戸市内のアクロバット教室に通い、バク転に挑戦中。きょう6日からは鳴尾浜で再始動し、筋トレのメニューも野球に生かせるものに組み直していく。勝ち継投での40試合以上登板が今季の目標。この日、少し嫉妬した子供たちの石川や吉田への歓声も、1年後には自分のものに変えるつもりだ。

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2023年1月6日のニュース