常葉大菊川が始動　石岡監督“甲子園メンバー18人”発表「ここからさらに競争」

石岡監督（左）が打つ走者付きノックで、打球を処理する鈴木叶
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　第95回選抜高校野球大会（3月18日開幕　甲子園）に10年ぶりの出場が濃厚な常葉大菊川ナインが6日、菊川市内の専用グラウンドで始動した。

　始業式を終えた午前10時すぎに集合すると、石岡諒哉監督（33）がミーティング内で昨年12月末時点における「“甲子園”メンバー18人」を発表。もちろん決定ではない。今月27日の選抜選考委員会を挟み第1次登録までは約1か月間の準備期間がある。昨秋東海大会からの新顔や、外れた選手もいる中で「ここからさらに競争。明日には変わっているかもしれません」とサバイバルによるレベルアップをより求め、期待した。

　いきなりトライした1500メートル走を全員が難なくこなすなど、年末年始に与えられた11日間の休養を無駄に過ごして来なかったことを証明。昼食を挟んでの走者付きノックやロングティー打など、日が暮れるまで目いっぱい汗を流した。プロ注目の強肩を誇る鈴木叶捕手（2年）は「今からワクワクしていますし、体も動いています」と元気いっぱい。主将の平出奏翔三塁手（2年）も「早く練習がしたかった。メンバーが発表されて“やってやろう”という気持ちになりました」とその表情は充実感でいっぱいだった。（小澤　秀人）