21世紀枠候補の木本、部員13人ながら140キロ腕2人 三重県勢初の選出目指す

[ 2022年12月9日 16:22 ]

甲子園球場
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 日本高野連は9日、第95回選抜高校野球大会(来年3月18日から14日間、甲子園)の21世紀枠候補9校を発表した。

 東海地区では、部員15人ながら今秋の三重県大会3位決定戦に進出した県立木本(きのもと)が選出された。

 木本は学校創立1920年で現在は472人(女子254人)の生徒が在籍。野球部は48年創部で部員数は15人(うち女子マネジャー2人)。部員全員が地元・東紀州地域の中学出身で、自宅から自転車と1時間に約1本のJR紀勢線で通学している。

 グラウンドはラグビー部、サッカー部との共用で内野のみの練習だが、新チームからは選手が全てメニューを考え、工夫して練習を行っている。選手数は13人ながら140キロに迫る速球を投げる投手が2人おり、秋の県大会では4強に進出。3位決定戦では甲子園出場経験のある海星に1―5で敗れた。

 三重県からは21世紀枠で甲子園に出場した学校はなく、木本が選出されれば初となる。

 最終的な出場校は来年1月27日の選考委員会で出場校が決まる。記念大会となるため例年より一般選考枠で4校多い36校が出場。21世紀枠は例年通り3校が選ばれる。

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2022年12月9日のニュース