稚内大谷「甲子園最北端出場」へ21世紀枠候補9校に選出 私立最北端校

[ 2022年12月9日 15:03 ]

甲子園球場
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 日本高野連は9日、第95回選抜高校野球大会(来年3月18日から14日間、甲子園)の21世紀枠候補9校を発表した。

 日本の私立高校では最北端に位置する北海道・稚内大谷(公立校を含めると礼文が日本最北端)に吉報が届いた。

 同校のある稚内市の宗谷岬からはロシア・サハリンが肉眼で見える。学校創立は1963年で現在は258人(女子110人)の生徒が在籍。1969年に創部した野球部は部員28人で今秋は北海道大会に進出した。

 本間敬三監督の指揮の下、北海道大会2回戦で立命館慶祥に7―8で敗れるも、延長10回でサヨナラ負けするまで粘り強い戦いを見せていた。

 従来の甲子園最北端出場は13年選抜21世紀枠で出場した遠軽で、夏は67年夏の網走南ケ丘。北海道の10支部では唯一、甲子園未出場の名寄支部から聖地を狙う。

 最終的な出場校は来年1月27日の選考委員会で出場校が決まる。記念大会となるため例年より一般選考枠で4校多い36校が出場。21世紀枠は例年通り3校が選ばれる。

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