【ヤクルト村上一問一答(1)】大谷、ダルら参戦のWBCへ「日本の野球を世界に見せつけられたら」

[ 2022年12月9日 18:57 ]

【ヤクルト契約更改】契約更改後、ポーズをとるヤクルト・村上宗隆
Photo By 代表撮影

 ヤクルトの村上宗隆内野手(22)が9日、都内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、3年総額18億円(金額は推定)でサインした。年俸6億円はプロ6年目では史上最高年俸となった。

 村上にとって「3年契約」は大きな意味を持つ。22歳のスラッガーは将来のメジャー移籍への意思を表明し「行けるのであれば早く行きたい」と早期挑戦を希望。球団側にその意思を伝え、球団側も3年後の25年シーズン終了後のポスティング移籍を容認する形となった。大リーグでは25歳未満の海外選手に対して契約総額の上限が決められているが、3年後のオフならポスティングシステムによる大型契約を結ぶことができ、球団側にも譲渡金が入る。また、この「25歳ルール」が変更になれば、24年シーズンオフのポスティング移籍を認められることになった。

 村上の会見でのやりとりは以下の通り。

 ――契約更改を終えて
 「今シーズンいろいろな成績を残して、こっちの意見と球団側の意見と話し合って、結構話し合ったんですけど、すごくいい話し合いができて、契約更改はすごくよかったなと思います」

 ――契約内容。
 「契約内容は条件はいろいろあるんですけど、3年で6億…合計18億でサインさせていただきました」

 ――球団では最高年俸
 「推定なので、誰が1番かというのは、見た数字でしかわからないですけど、チームを勝たせる中心にいたいというか、チームを引っ張る存在でいたいという思いは変わりないので、金額ではなく、チームの中心として引っ張っていけたらなというふうに思います」

 ――球団からの言葉は。
 「本当に今シーズンはね。よく頑張ってくれたじゃないですけどそういった言葉をいただきました」

 ――球団に伝えたことは。
 「いや。要望は特にないですね。環境もすばらしいですし、場所も素晴らしいですし、チームも素晴らしいので特に要望はしていないです」

 ――将来の話はしたのか。
 「しました」

 ――話せる範囲で
 「25歳ルールがあって今のルールでは3年後のポスティングを認めてくれるという話とルールが変われば2年後、25歳ルールがなくなれば、なくなるというかその期間が延びれば2年後、25になる年なので2年後のポスティングの移籍というかポスティングを認めてくださるという話にも契約でさせていただきました」

――球団から聞いて。
 「これは本当に球団の皆さん、社長を始め皆さんの判断でこういう契約を結んでいただいたので本当に球団には感謝しかありませんし、そこに僕の実力が伴わないとメジャーもアメリカにも行きませんし、もっともっと頑張るぞという気持ちになってますけど、まずはやっぱり球団にとても感謝しています」

 ――1年前に掲げた目標の「3割、40本、100打点」を圧倒的に超えた。今季あらためて振り返って。
 「そうですね。数字として、すごくいい成績が残せましたし、目標にしていたことが達成できたんで。すごくいい1年になりました。はい」

 ――侍でも4番で活躍。WBCへ向けては。
 「いやもう、世界一を取ることしか考えてませんし。とにかく日本を代表して戦うにあたって、世界一という目標だけは譲らず、必死に頑張りたいなと思います」

 ――ダルビッシュや大谷らメジャーリーガーが参加。
 「これが日本なんで。これが日本というチームなんで。その誇りを胸にじゃないですけど。日本の野球を世界に見せつけられたらなと思います」

 ――地元の話。先日、熊本市民栄誉賞という話しがあった。初めて創設されることになり、史上初の受賞者となることについて。
 「まず県民栄誉賞を先にいただくことになっていて、県知事だったりに感謝している。市民栄誉賞に関しても、熊本県熊本市出身として、選んでいただけることはすごくありがたい」

 ――熊本城も復旧進んでいる。
 「きれいな迫力ある熊本城を見たいので、まだもう少しかかるかも知れないが、そこに近づいていっているので、早く立派な格好いい熊本城が見れたらなと思っている」

 ――支援は続ける?
 「もちろん」

 ――オフ。WBCもある。
 「もうシーズンも3月に始まるので、そこで急ぐとかない。とにかくしっかり体を作って、いい状態でWBCを迎えられるように頑張りたい」

 ――どこを強化?
 「全部!鍛えます!はい」

 ――色紙に書いた言葉(連覇)の意味。
 「ヤクルトの歴史の中で3連覇、歴史に残したいなと思います。それだけです」

 ――日本の中心として、スワローズの中心として来年の抱負を。
 「とにかく、すごい大変な1年になるのは今でも分かっているんですけど、まだ経験したことがないWBCだったり、3連覇だったり、うまくいくことばかりじゃないですけど、必死に頑張りたいなと思います」

続きを表示

この記事のフォト

2022年12月9日のニュース