【現役ドラフト】阪神、ソフトB・大竹耕を獲得 生え抜き9年目の陽川が西武へ

[ 2022年12月9日 17:08 ]

ソフトバンク・大竹耕
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 プロ野球で出場機会に恵まれない選手の移籍活性化を目指して導入された「現役ドラフト」が9日に初めて開催され、NPBから結果が発表され、阪神はソフトバンクから大竹耕太郎投手(27)を獲得。一方で、陽川尚将内野手(31)が西武へ移籍することが決定した。

 大竹耕は早稲田大から17年育成ドラフト4位でソフトバンクに入団し、18年に支配下登録。先発・中継ぎ両方をこなす軟投派左腕で、左投手を強化ポイントとする阪神の陣容にマッチする人材だ。ここまでの通算成績は35試合登板で10勝9敗、防御率4・07。

 陽川は東京農業大から13年ドラフト3位で阪神に入団。20年にはキャリアハイの8本塁打をマークするなど、右の長距離砲として存在感を放ってきた。今季は45試合の出場で打率・294、1本塁打6打点。通算は301試合の出場で打率・227、23本塁打93打点。

 現役ドラフトは非公開で行われ、各球団2人以上提出されたリストから各球団とも最低1人を指名する。外国人、シーズン終了後に育成から支配下選手登録された選手やFA資格を保持する、または過去にFA権を行使した選手、育成選手らは対象外となる。年俸5000万円以上の選手は対象外だが、1人に限って5000万円以上1億円未満の選手をリストアップできる。

 獲得希望選手としてより多くの球団から支持を集めた球団が1番目の指名権を得る方式。2巡目まで指名が可能で各球団が少なくても1人を獲得し、1人が移籍するシステムとなっている。移籍が成立した選手のみ公表される。

 ▼阪神・陽川「すごく驚いたというのが率直な心境です。球団の方からも言っていただきましたが、これは自分にとってはチャンスだと思いますし、西武で活躍することがこれまでお世話になったタイガースをはじめ、応援して頂いたファンの方々への恩返しになると思うので、しっかり結果を残せるように、また一から精一杯頑張っていきたいと思います」

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2022年12月9日のニュース