ヤクルト衣笠社長「スワローズの宝でもあるけど日本の宝」 村上の3年後の米ポスティング移籍容認

[ 2022年12月9日 19:18 ]

【プロ野球ヤクルト契約更改】会見を終え、ポーズを決める村上宗隆
Photo By 代表撮影

 ヤクルトの村上宗隆内野手(22)が9日、都内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、3年総額18億円(金額は推定)でサインした。年俸6億円はプロ6年目では史上最高年俸となった。

 村上にとって「3年契約」は大きな意味を持つ。22歳のスラッガーは将来のメジャー移籍への意思を表明し「行けるのであれば早く行きたい」と早期挑戦を希望。球団側にその意思を伝え、球団側も3年後の25年シーズン終了後のポスティング移籍を容認する形となった。大リーグでは25歳未満の海外選手に対して契約総額の上限が決められているが、3年後のオフならポスティングシステムによる大型契約を結ぶことができ、球団側にも譲渡金が入る。また、この「25歳ルール」が変更になれば、24年シーズンオフのポスティング移籍を認められることになった。

 衣笠剛球団社長は「将来的なメジャーの希望は昨年から雑談レベルでは聞いていた」としたものの「ポスティングの本格的な話を本人から言われたのは、最近とのこと」と説明。「基本的に、球団としては前向きに取り組むと言うことは彼に伝えてあります。あれだけの選手ですから、やっぱり、スワローズファンだけじゃなくて、プロ野球ファンから、メジャーで活躍する彼の姿をみてみたいと、当然みんな思っているでしょうしね。うちは相当の戦力ダウンになるので、できればいてほしいとは思うんだけど。スワローズの宝でもあるけど、日本の宝だよ」と25年シーズン後のポスティング移籍容認の決断に至った思いを語った。

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2022年12月9日のニュース