【現役ドラフト】中日はDeNAから細川を獲得 笠原がDeNAに移籍

[ 2022年12月9日 17:22 ]

DeNA・細川
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 プロ野球で出場機会に恵まれない選手の移籍活性化を目指して導入された「現役ドラフト」が、9日、初めて開催され、中日はDeNAから細川成也外野手(24)を獲得し、笠原祥太郎投手(27)がDeNAに移籍することが決まった。

 中日は手薄な右の大砲候補の獲得に成功した。細川は16年ドラフト5位でDeNA入りし、17年の10月3日の中日戦(横浜)で笠原からプロ初打席初本塁打を放つと、翌4日の同カードでも本塁打を放ち、高卒新人では2リーグ制以降では初となるデビュー戦から2試合連続本塁打を放った。

 通算では123試合に出場して打率・201、6本塁打、19打点。今季は18試合で打率・053、1本塁打、1打点に終わったが、イースタン・リーグでは11本塁打を放っており、ポテンシャルは高く評価されている。中日は今季のチーム本塁打が12球団最低の62本と長打力不足に苦しみ、大砲候補の補強が今オフの課題となっていた。

 笠原は16年ドラフト4位で中日に入団。18年に6勝を挙げ、19年には開幕投手にも抜擢された。その後は病気などもあり通算では54試合登板で11勝13敗、防御率4・44。今季は4試合で1勝2敗、防御率5・29だった。貴重な先発左腕でもあり環境を変えれば十分に活躍できる可能性はある。

 中日・加藤宏幸球団代表は「立浪監督とは事前に相談をし、獲得は野手優先でと考えていました。細川外野手に関してはスカウトから、パンチ力があって、何かのきっかけで十分、戦力になると報告を受けていました。笠原投手は心機一転した方が力を発揮できるという判断です。細川外野手、笠原投手とも新天地でのさらなる活躍を願っています」と説明した。

 笠原は球団を通じて「指名して頂けたということは光栄に思いますし嬉しく思っています。ベイスターズへ行って、心機一転!頑張りたいと思います。ドラゴンズでは開幕投手を投げせていただくこともありましたし、ファンの皆さんには、ずっと温かいご声援をいただき心から感謝します」とコメントした。

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