阪神・西勇 覚悟の3年ぶり単身自主トレ 原点回帰で岡田監督に恩返し「のんびりいい調整ができればいい」

[ 2022年12月7日 05:15 ]

SSKスタッフ会議に参加した西勇(撮影・大森寛明)
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 アドバイザリー契約を結ぶSSK社の「プロスタッフ会議」に参加した阪神・西勇が、今オフは単身自主トレを行うことを明かした。

 「暖かい場所の宜野座でやる。久しぶりに1人で、のんびりいい調整ができればいい」

 実に20年(米国ハワイ)以来3年ぶりの単身自主トレだ。近年はコロナ禍の影響もあり遠縁の西純を引き連れて国内で自主トレを敢行。しかし今オフは別々の道を選択した。すでに21歳右腕に対しては「(今オフは)一緒にやらない。自分がどうしたらいいか見えてくるから」と通達。年明けからは1軍キャンプ地の沖縄県宜野座村で独自調整を進める算段だ。

 猛虎の監督に復帰した岡田監督はオリックス時代の監督でもある。「それがあるから今がある」。高卒3年目の11年に初の開幕ローテーション入りを果たし、初の2桁10勝をマーク。今季を終えて通算110勝を挙げるなど第一線で活躍してきた。32歳右腕にとって投手としての基礎を叩き込まれた恩師でもある。

 「若い頃に厳しいことがなければここまで来られていなかった。貢献できるように。あとは結果がついてきたらいい」

 原点回帰で臨む来季はプロ15年目。投手陣を支える精神的支柱としても期待。ベテラン指揮官が掲げる“アレ”へ向けて腕を振る。(石崎 祥平)

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2022年12月7日のニュース