広島・菊池涼 鉄人金本氏の激励を胸に来季もフル回転目指す「年を取ってもいい成績を」

[ 2022年12月7日 05:00 ]

契約更改を終えて会見に臨む菊池涼(撮影・河合洋介)
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 広島・菊池涼介内野手(32)は6日、広島市南区の球団事務所で契約交渉に臨み、現状維持の推定年俸3億円プラス出来高払いで更改した。来季は4年契約の最終年。今オフには球団OBの金本知憲氏(54=本紙評論家)と対面。37歳シーズンの05年に本塁打、打点、打率の打撃3部門で自己最高の成績を残した「鉄人」に刺激を受け、体のケアを徹底することで来季もフル回転する構えを見せた。

 菊池涼は、来季の話になると「体のメンテナンス」と何度も口にした。今季の出場数は、チーム4番目に多い123試合を数えながら、新型コロナウイルス感染や上半身のコンディション不良による欠場を経験。「メンテナンスをし、年相応に頑張っていきたい」と体づくりから見つめ直し、来季のフル回転を見据えた。

 今オフに広島市内の焼き肉店で金本知憲氏と遭遇した。同氏は1492試合連続フルイニング出場の世界記録を持つ鉄人。あいさつすると、「俺は37歳でキャリアハイ。おまえも体が大丈夫だったらいけるよ」と激励を受けた。

 同氏は37歳シーズンだった05年に打率・327、40本塁打、125打点など打撃3部門で自己最高成績を残し、阪神をリーグ優勝に導いた。菊池涼は来季で大卒12年目、33歳を迎える。同氏が強度の高いウエートトレーニングで体を鍛え上げたのに対し、菊池涼は体の柔軟性などから故障を防ぐ構えだ。

 「長く現役をやられた方に言ってもらい、体のメンテナンスは大事だと思った。見本となる方に声をかけていただいたので、年を取ってもいい成績を残せるように頑張りたい」

 新井監督とは何度も電話をかけて意見を交換している。「パイプ役として、監督と会話しながら引っ張っていきたい」。グラウンドに立ち続けて、チームをまとめていく。(河合 洋介)

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2022年12月7日のニュース