日本ハム・清水 旭川で“2戦連発”!王柏融と今季初1イニング2発

[ 2021年7月7日 05:30 ]

パ・リーグ   日本ハム4―3西武 ( 2021年7月6日    旭川 )

<日・西>3回無死、同点本塁打を放った清水(撮影・高橋茂夫)
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 日本ハムは6日、西武に4―3でサヨナラ勝ちし、連敗を2で止めた。1点を追う3回に清水優心捕手(25)の今季初本塁打となるソロで追いつくと、王柏融外野手(27)が一時勝ち越しの2ラン。2年ぶりの旭川開催、今季初めての道内地方開催となった一戦で、今季初めて1イニング2本塁打のアーチ競演で3495人のファンを魅了した。

 劇的なサヨナラ勝利。高浜の決勝打につなげたのは、同じ96年生まれの同学年・清水の旭川での“2戦連発”だった。

 「ここ最近、ふがいない結果が続いていた。(旭川での連発は)何かの縁。僕たちがやらないといけない年齢になってきている。(高浜)祐仁にアドバイスをもらって打てた」

 1点を追う3回だった。カウント2―2から直球を左翼芝生席に運ぶ同点ソロ。旭川での前回開催となる19年9月16日のソフトバンク戦(○7―2、降雨コールド)でも2ランを放っており、相性の良さを発揮した。

 3回2死二塁からは王柏融が左越えへ6号2ラン。1試合2発は今季3度目で、試合前まで12球団ワーストのチーム本塁打数だったナインが一発攻勢で得点を重ねた。

 3、4日に沖縄・那覇でソフトバンク戦を戦い、中1日空けて旭川まで約2300キロを移動しての西武2連戦初戦。東京五輪の使用会場となる札幌ドームを離れ、総距離約8800キロの長期遠征の中、23日ぶりの道内主催試合で勝利し、王柏融は「北海道に戻ってきて空気も違う。凄く気持ちが良かった」と笑顔で振り返った。

 苦しい戦いが続くが、この勝利を弾みとしたいところ。五輪中断まで残り6試合。地元で再充電し、巻き返しを図る。

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