大阪桐蔭、9回ピンチも動じず 西谷監督「引くのではなく攻めよう」

[ 2018年3月31日 12:26 ]

第90回選抜高校野球大会第9日・3回戦   大阪桐蔭5―1明秀学園日立 ( 2018年3月31日    甲子園 )

<大阪桐蔭・明秀日立>9回1失点で完投した大阪桐蔭・根尾
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 春連覇狙う大阪桐蔭(大阪)が、明秀学園日立(茨城)を投打で圧倒し、2年連続ベスト8。今秋ドラフト1位候補で今大会初先発の根尾昂内野手(3年)が1失点完投で勝利に貢献、西谷監督は「粘り強く投げてくれました」と称えた。

 5−0とリードして9回の守備へ。根尾は明秀学園日立エースの細川に左越えソロを許したほか、安打と2四球などで2死満塁のピンチを迎えた。この回2度のタイムをかけた西谷監督。「この場面は一番強くなれるチャンス。引くのではなく攻めて、みんなで守ろう。そしてアウトを取って帰ってこい」と伝えたという。

 その背景にあったのが相手エースの姿勢。投げては、走者を背負っても粘り続け、打っては9回にソロ本塁打で意地をみせた。「最後に本塁打を打てるというのは、非常に気持ちの強い子。こちらも、その気持ちに負けないで最後までやろうと」。選手も、気持ちで負けることなく守り切った。

 「しぶとい、やりにくいチームでしたが、また一つ勝てた」と指揮官。「あす(4月1日)で連戦できる喜びを感じて粘り強い野球をやりたい」と準々決勝を見据えた。

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