花巻東の佐々木監督も彦根東・増居の快投に脱帽…サヨナラ打は「びっくり」

[ 2018年3月31日 13:54 ]

第90回選抜高校野球大会・3回戦   花巻東1―0彦根東 ( 2018年3月31日    甲子園 )

<花巻東・彦根東>延長10回裏無死満塁、藤森がサヨナラとなる中犠飛を放つ
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 第90回選抜高校野球大会第8日は31日、甲子園球場で3回戦が行われ、第2試合は花巻東(岩手)が彦根東(滋賀)を延長戦の末1―0で下して勝利。9回まで無安打に抑えられながらも劇的なサヨナラ勝利で準々決勝進出を決めた。

 花巻東は9回まで彦根東のエース増居の前に無安打。10回にようやく初安打が生まれた。佐々木洋監督も「全く手が付けられなかった。どうしたものかと悩んでいた」と脱帽していたといい、サヨナラ犠飛を放った藤森については「打撃がいい選手ではないので、思い切って振ってくれてびっくりしました」と笑顔で称賛した。

 殊勲打の藤森は「『ヒットが打てなくてもチャンスはくる。我慢だぞ我慢だぞ』と監督に言われていた」と振り返り、「皆が作ってくれたチャンスを得点にできてよかった」と安どの表情を見せた。

 先発・新田が先頭打者の宇野に頭部死球を与え、わずか打者1人6球で降板したため初回から緊急登板し、増居と投げ合った伊藤は「初回から準備しろと普段から言われているので『いつ出番が来てもいい」と準備ができていた」とし、「『増居投手はそんなに打てないだろう、我慢が大切だ』と監督に言われていたので、我慢の気持ちで投げていました」とチームの劇勝に笑顔だった。

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2018年3月31日のニュース