星稜 奥川が好救援&サヨナラ打、8強原動力に歓喜の涙「ホッとした」

[ 2018年3月31日 19:41 ]

第90回選抜高校野球大会・3回戦   星稜4―3近江 ( 2018年3月31日    甲子園 )

<星稜・近江>近江を破り、サヨナラ適時二塁打を放った星稜・奥川(手前右、11番)を笑顔で出迎える星稜ナイン
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 星稜は3点差を跳ね返しての劇的な延長サヨナラ勝ち。23年ぶりの8強入りの原動力になったのは6回途中からマウンドに上がり、延長10回まで無失点投球、打ってはサヨナラ打を放った2年生の奥川だ。

 10回2死一塁の場面で、左中間を抜くサヨナラ二塁打。勝利の直後には「苦しい戦いでホッとした」と涙を見せたが、打席に立つときには「(打てる)イメージが湧いていた」と、自らの姿を思い描いて殊勲打に結びつけた。

 投げても3点目を取られた6回1死三塁から登板、後続を断ってその回の裏の反撃に結びつけた。それでも「内容はよくない部分あるので修正したい」と、自らに厳しかった。投打の活躍に林監督は「(サヨナラ打は)まさか長打が出るとは思わなかった。(救援登板も)難しいところでよく頑張ってくれた」と称賛した。

 石川県勢は日本航空石川とともにセンバツ初のダブル8強となった。星稜は4月1日の準々決勝で三重と4強を懸けて対戦する。林監督は「いい試合をしたい」と意気込んだ。

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