近江・金城 サヨナラ打浴び「甲子園は夢の舞台ですが、不安の方が大きかった…」

[ 2018年3月31日 20:35 ]

第90回選抜高校野球大会・3回戦   近江3-4星稜 ( 2018年3月31日    甲子園 )

<星稜・近江>号泣する金城を慰める多賀監督
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 夢にまで見た舞台で野球の怖さを思い知った。3―3の7回から2番手として登板し、10回2死一塁、痛恨のサヨナラ打を浴びた近江の金城は「甲子園は夢の舞台ですが、いざやってみると夢というより、不安の方が大きかった…」と悔し涙を流した。

 甲子園のマウンドは初戦の松山聖陵戦で経験済み。だが同戦では7―2の6回からの登板で、この日とは状況が違った。7回から3個の「0」をスコアボードに並べたが「相手は一気に束になってくる。少し、怖さを感じた」と目に見えない圧力を体感。10回は2死走者なしの場面から左前打を許し、サヨナラ打を浴びた。

 痛恨ではあったが、数え切れないほどの教訓を得た敗戦だった。

 「緊張するタイプではないと思っていたので、こういう気持ちは初めてです。夢見てきた舞台を楽しめなかった。そこが課題。優勝を導けるような投手になって戻ってきたい」

 涙が乾いた目で見据えたのは夏だった。

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2018年3月31日のニュース