広陵・中村が3戦連発4号 大会最多王手も「チームが勝てるように戦う」

[ 2017年8月19日 16:51 ]

第99回全国高校野球選手権大会第11日3回戦   広陵6―4聖光学院 ( 2017年8月19日    甲子園 )

<聖光学院・広陵球>9回無死一塁、中村は左越えに3試合連続の勝ち越し2ランを放つ(投手・斎藤)
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 広陵のドラフト1位候補・中村が、競り合いとなった聖光学院戦で存在感を見せつけた。2点を追う4回に同点適時二塁打、9回には無死1塁から、3試合連続本塁打となる決勝2ランを放ち、チームを10年ぶりのベスト8に導いた。

 「打ちたいという気持ちで打席に入った」という9回の打席。高めの直球に体が反応、左翼席に叩き込み「感触は完ぺきでした」と笑顔で振りかえった。

 大会4本目の本塁打。中井監督は「まぐれもここまで来たら認めざるを得ない。謙虚に練習した結果がここにきて出たと思います」と話す。

 清原和博(PL学園)が85年に記録した1大会最多記録の5本塁打へあと1本。中村は「狙いたい気持ちはあります」と話しつつ、「それよりもチームが勝てるように、戦っていきたい」。自身の記録よりチームのために戦うことを誓った。

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2017年8月19日のニュース