ロッテドラ2酒居 プロ初勝利 2失点完投しかも無四球

[ 2017年8月19日 05:30 ]

パ・リーグ   ロッテ5―2オリックス ( 2017年8月18日    京セラドーム )

<オ・ロ>ウイニングボールを手に笑顔の酒居(右)を祝福する伊東監督
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 9回を投げ抜いた。123球の熱投。最後の打者を右飛に打ち取ったロッテ・酒居が控えめに笑った。「本当に、素直にうれしいです」。3度目の先発でつかんだプロ初勝利。2失点の無四球完投で飾った。7回から右肘に張りを感じていても、志願してマウンドに立った。

 「地元でずっと育ってきて感謝の気持ちがある」と感慨深げにスタンドを見上げた。大阪府出身。プロ入りまでをずっと関西地方で過ごしてきた。この日は親族や知人ら約50人の大応援団も京セラドームに駆けつけた。舞台をプロに移しても好投を見せ「一つでも順位を上げられるように貢献していきたい」誓ったドラフト2位右腕。思い出の詰まった大阪で忘れられない出来事が刻まれた。 (町田 利衣)

 ▼ロッテ・伊東監督(13日に今季限りでの辞任を表明してから初白星)完投は投手にとって自信になる。今年は先発が安定していなかったが、やっと若い人が出てきた。

 ▼ロッテ・鈴木(28歳の誕生日で初回に左中間適時三塁打)いい誕生日になりました。酒居が頑張ってくれて、僕らも勇気をもらった。

 ◆酒居 知史(さかい・ともひと)1993年(平5)1月2日、大阪府生まれの24歳。龍谷大平安から大体大を経て大阪ガスへ。15年都市対抗では準優勝に貢献し久慈賞&若獅子賞。16年ドラフト2位でロッテに入団。1メートル78、80キロ。右投げ右打ち。

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