ライアン小川50勝 広島打線封じ悪夢払拭「自分にとって大きい」

[ 2017年8月19日 21:33 ]

セ・リーグ   ヤクルト5―0広島 ( 2017年8月19日    マツダ )

<広・ヤ>公式戦通算50勝を挙げた小川は手で数字を作る
Photo By スポニチ

 ヤクルトの小川が19日の広島戦で8回無失点の快投。広島打線をわずか5安打に封じ、節目のプロ通算50勝目を挙げた。

 6回まで散発2安打。7回には味方の失策も絡んで無死満塁のピンチを迎えたが「1点も与えないという気持ちが強かった。(力を)出し切るつもりだった」と代打・西川を一ゴロ。続くエルドレッドは外角高め148キロ直球で空振り三振。さらに田中も空振り三振に斬り、右拳をつくった。8回には打球を右臀部(でんぶ)に受け、ベンチで治療を受けたが続投を志願。8回を投げきり、5安打無失点。7月29日の広島戦(マツダ)以来、3試合ぶりの6勝目をマークした。

 「もう1イニング行きたい気持ちもあった」と完封への思いを口にしたが、114球の熱投に「1球1球集中して投げることができた」と充実した表情を見せた。

 広島は抑えに転向していた7月7日の試合で9回に1イニング6失点を喫し、5点差を逆転された相手。「今日のテーマは粘り。強いカープですけど、粘れば勝機はあると思っていた。自分にとっても広島戦で勝てたのは大きい」と悪夢を払拭した。

 8回に打球を体に受けたが「大丈夫です」と笑顔。フジ・三上真奈アナウンサーとの熱愛発覚後は初登板だったが、しっかりとマウンド上で結果を示した。通算50勝となり「またチームの勝利に貢献していきたい。個人としても、もっともっと成長していく」と力強く宣言した。

続きを表示

2017年8月19日のニュース