荻野、古巣トヨタの都市対抗V祝福打 3安打2打点&決勝ホーム

[ 2016年7月27日 08:43 ]

<オ・ロ>8回1死一、二塁、代打・根元の中前適時打で二塁走者・荻野貴が勝ち越しの生還

パ・リーグ ロッテ6―3オリックス

(7月26日 京セラD)
 古巣の快挙に花を添える猛打賞だ。ロッテ・荻野が3安打2打点と活躍した。まずは5回。1点を先制し、なお2死二、三塁で中前へ2点適時打を放った。「2死で走者が得点圏にいたので、なんとか点に結びつけたかった。いい安打になった」た。3―3に追いつかれて迎えた8回にも先頭で中前打を放ち、1死一、二塁から代打・根元の中前適時打で決勝のホームを踏んだ。

 この日、トヨタ自動車が都市対抗野球で初優勝した。09年以来7年ぶりの決勝進出で悲願を達成した。荻野は7年前にHondaに敗れ準優勝に終わったメンバーだ。日本新薬との3回戦では、1本塁打を含む5安打3打点2盗塁をマークし、プロ球団スカウトを驚かせた。大会を通じて22打数8安打の打率・364、1本塁打の活躍を見せ、大会優秀選手にも選出されている。

 試合後に結果を知った荻野は「僕がいたときは準優勝だったので、自分のことのようにうれしい」と感慨に浸った。これで最近5試合は全てマルチ安打で25打数12安打の打率・480、7打点の大当たりだ。外野の一角として、打撃不振で2軍落ちした清田の穴を埋めている。30歳のスピードスターは「(トヨタ自動車に)一緒にやっていた方も残っている。優勝は刺激になる。僕も頑張ります」と頼もしい。古巣に負けない逆転リーグVに向け、エンジン全開で突っ走る。(渡辺 剛太)

 ▼ロッテ大谷(トヨタ自動車出身)一緒にやっていた方もいますし、チーム一丸となった結果。本当にうれしい。

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2016年7月27日のニュース