戦いは「関ケ原」から「大阪」へ 巨人、田口→菅野で出陣

[ 2016年7月27日 08:20 ]

広島戦が中止になりラフなスタイルで大阪に移動する巨人・高橋監督

セ・リーグ 巨人 雨天中止 広島

(7月26日 岐阜)
 午後5時30分。岐阜でのセ・リーグ1、2位対決は雨天中止が決まった。試合を心待ちにした多くのファンばかりか、巨人・高橋監督も恨めしそうに空を見上げた。

 「やりたかったとか、やりたくなかったではないけど、天気だからね。しょうがないよね」

 広島の連勝、巨人の連敗で広島に優勝マジックが点灯する状況。先発の内海は試合を想定して直前まで調整し、音楽を聴きながら集中力を高めていた。中止を受け、29日からの次カード・ヤクルト戦(東京ドーム)に回る。広島・ジョンソンとは対照的にスライド先発はしなかった。

 戦いの場は「関ケ原」から「大坂」へ。27日から京セラドームへと移る。先発は田口。この日、母校の広島新庄が甲子園出場を決めた。後輩たちの活躍も糧にする。28日は中5日のエース・菅野。高橋監督も「もともと投げる予定のところだからね」とスライドの影響がない両投手に期待を寄せた。

 野手陣では阿部にも気持ちが入る。京セラドームでは、右肩痛から復帰した5月31日のオリックス戦でいきなり本塁打を放っている。「相性がいい?そうなるように頑張るよ」と口にした。

 前日、高橋監督は宿舎の裏に流れる長良川沿いの「高橋尚子ロード」を約30分間、ランニング。岐阜県出身でシドニー五輪金メダリストの高橋尚子さんの学生時代の練習場所だった。10ゲーム差をひっくり返し、高橋巨人も頂点をつかむ。(川手 達矢)

続きを表示

2016年7月27日のニュース