9地区で代表決定 八王子学園八王子が初切符 明徳義塾は7年連続

[ 2016年7月27日 16:30 ]

<花咲徳栄・聖望学園>完封で甲子園出場を決め雄叫びをあげる花咲徳栄・高橋昴

 第98回全国高校野球選手権大会の地方予選は27日、9地区で決勝が行われ、埼玉大会は花咲徳栄が6―0で聖望学園に快勝し、3季連続の甲子園出場を果たした。

 花咲徳栄はドラフト候補左腕・高橋昂が危なげない投球で4安打完封。今大会6試合で37イニング無失点の快投で、2年連続の頂点へ導いた。

 西東京は、八王子学園八王子が東海大菅生に5―3で勝ち、春夏通じて初の甲子園出場。3―3で迎えた延長11回、山口の適時三塁打などで勝ち越した。

 石川は、星稜が日本航空石川を7―5で下し、2年ぶり18度目の夏出場。5―5で迎えた8回に川岸の2点二塁打で勝ち越し、シーソーゲームを制した。

 福井は、北陸が福井商を6―5で下し、24年ぶり3度目の夏出場。北陸は4―4で迎えた6回に中川の右中間三塁打で2点を勝ち越し、逃げ切った。

 静岡は、常葉菊川が3年ぶり5度目の夏切符。初回、プロ注目のスラッガー・栗原の初球先頭打者弾などで4点を挙げると、その後も着実に加点し、初甲子園を狙った袋井に12―0で圧勝した。

 滋賀は、近江が3―0で高島に勝利。今秋ドラフト候補の右腕・京山が3安打完封、バットでは6回に先制適時打と活躍し、2年ぶり12度目の夏切符をつかんだ。

 高知は、明徳義塾が4―2で夏初出場を目指した中村を下し、7年連続18度目の夏の甲子園出場。4点リードの9回に2点を奪われたが、逃げ切った。

 鳥取は、境が9回に一挙9点を挙げるなど19―4で米子松蔭に大勝し、9年ぶり8度目の出場。宮崎は、日南学園が5―1で宮崎商に快勝し、2年ぶり8度目の夏の甲子園行きを決めた。

 また、昨夏の甲子園王者・東海大相模は神奈川大会準々決勝で慶応に11―2で8回コールド負けを喫し、3年連続の夏出場を逃した。

続きを表示

2016年7月27日のニュース