「特別な存在」黒田に投げ勝った!田口 地元・広島で初白星

[ 2016年7月14日 09:34 ]

<広・巨>ウイニングボールを手にガッツポーズの田口
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セ・リーグ 巨人6-0広島

(7月13日 マツダ)
 地元・広島での初のヒーローインタビュー。黒田の200勝を期待していた郷土のファンから、温かい拍手が送られた巨人・田口は「(打線に)切れ目がない、という印象でマウンドに上がった。自分が勢いをつけるんだという気持ちで投げられた」と力を込めた。

 6回3安打無失点。前日の試合で2本塁打を含む5打点の新井を、単打1本で2三振に抑えた。21歳年上の黒田との投げ合いに臆するどころか「凄い声援でしたが、自分のモチベーションに変えられた。打者一人、一人を意識して投げました」と腕を振った。

 黒田は昔からの英雄で「広島の人にとって、特別な存在です」と言う。少年時代にテレビの前で応援していた右腕に投げ勝ち「そういう方と一緒にプレーできるのはうれしい」と喜んだ。広島入りした14日には母校・広島新庄にあいさつに出向いた。当時を思い出し、気持ちを奮い立たせた。

 地元・広島では通算6度目の登板で待望の初白星。5勝目を挙げた20歳の左腕は「個人的にもそうですが、チームが勝てて良かった」と胸を張った。(川手 達矢)

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2016年7月14日のニュース