黒田さんすみません…ガチガチ鯉打線 後半戦へ“宿題”残す

[ 2016年7月14日 05:30 ]

<広・巨>5回攻撃前に円陣を組む広島ナイン(手前は阿部)

セ・リーグ 広島0-6巨人

(7月13日 マツダ)
 とても独走状態で前半戦を終えた表情には見えない。広島・新井は沈痛な面持ちだった。「援護できなくて悔しい」。黒田を後押しできなかった選手全員の胸中を代弁して言葉を絞り出した。

 19安打13得点だった前夜の猛攻から一転して沈黙した。2回無死一、三塁の好機では鈴木が見逃し三振。フルカウントからスタートを切っていた新井も盗塁失敗の形で併殺を奪われ、鈴木は「当てればいいだけ。僕のミス。最低限の仕事ができなかった」と猛省した。

 今季4度目の零敗は5月31日ロッテ戦(QVCマリン)以来、実に33試合ぶり。黒田の登板日は前回6日の中日戦(金沢)でも1得点だった。黒田さんのために―。そんな強い思いが強力打線を空回りさせるのか。96年以来20年ぶりの首位ターン。貯金19を持つ赤ヘルが後半戦へ“宿題”を残した。(柳澤 元紀)

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2016年7月14日のニュース