【神奈川】相模原中教校のピアノマン寺見 テンポ良く好リード

[ 2016年7月14日 05:30 ]

<相模原中等教育・市川崎>相模原中等教育・寺見

第98回全国高校野球選手権神奈川大会1回戦 相模原中教校6―2市川崎

(7月13日)
 相模原中教校が市川崎に6―2で逆転勝ち。捕手・寺見は4打数無安打も、2投手をテンポよくリードして勝利に貢献した。というのも寺見の特技は5歳から始めたピアノ。好きな曲はショパン「幻想即興曲」というほどの腕前で「左右で拍が合わない弾きづらい曲だが、祖母も好きでよく弾く」。高校入学後は野球に専念するためレッスンに通えなくなったが、絶対音感の持ち主で応援団の楽譜を書いたこともあり、昨年の合唱祭では伴奏も務めた。

 初戦のグラウンドで力を発揮することはできなかったが「ピアノで養ったリズム感は、野球でも生きている。心理状況が左右されるのも似ている」と笑った寺見。外川雅人監督は「良いリズム感でチームを引っ張ってくれた」と、次戦以降にも期待していた。 (藤原 諄也)

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