楽天・松井稼 両打ち2019安打 日本新記録を勝利で飾れず

[ 2015年8月20日 05:30 ]

<西・楽>4回2死一、二塁、先制の左前適時打を放つ松井稼

パ・リーグ 楽天1-6西武

(8月19日 西武D)
 楽天の松井稼が「日本新記録」を樹立した。4回2死一、二塁から右打席で、菊池の147キロ直球を左前に運ぶ一時先制の適時打。日本での通算2019安打目となり、左右両打ちでは元巨人の柴田勲を抜き、プロ野球歴代1位となった。

 「それだけ試合に出てきたということかな。でも、これで終わりじゃないし、一本でも多く積み重ねたい」。西武入団3年目の96年に当時監督の東尾修氏(スポニチ本紙評論家)にスイッチ転向を勧められ、その西武の本拠地で金字塔を打ち立てた。今年10月で40歳になる大ベテランは「右に立てば右打者に、左に立てば左打者になりたい」との理想を掲げ続ける。

 ▼東尾修氏(この日西武プリンスドームでラジオ解説)稼頭央には“きょうが最後の試合”のつもりで一試合でも多く、一年でも長くプレーしてくれればいい。

 ▼楽天・大久保監督(今季ワーストの借金13に)受け止めるしかない。残り試合、準備も含めて24時間野球に使う。それが俺の使命。

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2015年8月20日のニュース