佐々木柊主将 気迫のプレーでナイン鼓舞「悔しいけど最高の3年間」

[ 2015年8月20日 16:57 ]

<仙台育英・東海大相模>6回無死、東海大相模・川地の飛球を仙台育英・佐々木柊が好捕

第97回全国高校野球選手権決勝 仙台育英6―10東海大相模

(8月20日 甲子園)
 東北勢“11度目の正直”はならず、決勝で涙をのんだ仙台育英。佐々木柊主将は「涙をこらえきれませんでした。悔しいけど最高の3年間だった」と栄冠を逃した無念さを口にしつつも、仲間との3年間を「最高」という言葉で締めくくった。

 序盤に4点のビハインドを背負ったが、3回に2番・青木からの4連打で1点差。直後に2点を奪われても心は折れず、6回には佐々木柊が東海大相模・川地の右翼フェンス際への大飛球を好捕。気迫のプレーでナインを鼓舞すると、その裏に2死満塁から佐藤将が走者一掃の中越え三塁打が飛び出し、試合を振り出しに戻した。

 最後はエース佐藤世が力尽き、頂点には届かなかった。佐々木柊はそれでも「監督と選手がひとつになったからここまで来られたと思います。優勝はできなかったけど後悔のない試合ができた」と話し、指揮官や仲間への感謝の思いを胸に甲子園を去った。

続きを表示

2015年8月20日のニュース