日本ハム・有原 プロ初完投目前に崩れ「自分はまだまだ」

[ 2015年8月20日 22:16 ]

<ロ・日>有原(左)は試合を締めた増井からウイニングボール受け取る

パ・リーグ 日本ハム7―4ロッテ

(8月20日 QVCマリン)
 日本ハムの有原が9回途中、8回1/3を投げて7安打4失点という内容で白星を手にした。

 この勝利で有原は巨人の高木勇に並ぶ両リーグ新人最多の7勝目をマーク。しかし、試合後のルーキーに笑顔はなかった。

 9回、プロ初完投をかけてマウンドに上がると、先頭打者の清田を1球で遊ゴロに切って取り、周囲もその瞬間を確信した。しかし、デスパイネに二塁打を許すと、続く井口に一発を浴び、何やら怪しい雰囲気が球場に漂う。

 クルーズに四球を与えると、鈴木には右前打。この際、右翼・石川慎が三塁への悪送球で一塁走者のクルーズが一気に本塁へ生還。ここで栗山監督はベンチから腰を上げると、守護神・増井をコールした。

 7月3日の楽天戦でも完投目前で崩れ、降板を余儀なくされた有原。「何とか抑えたかったが、自分はまだまだということ。しっかり練習したい」と唇をかみ締めた。それでも8回までは3安打1失点。「中盤はストライク先行の投球ができたと思う。それを試合を通じてできるような安定感のある投球をしたい」と前を見つめた。

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