九国大指揮官、劇勝も「勝ったのか分からないくらい怒ってました」

[ 2015年8月13日 16:19 ]

<九州国際大付・大阪偕星>9回1死三塁、山口のサヨナラ打でベンチを飛び出す九州国際大付ナイン

第97回全国高校野球選手権大会2回戦 九州国際大付10―9大阪偕星

(8月13日 甲子園)
 第97回全国高校野球選手権大会の第8日は13日、2回戦が行われ、第3試合で九州国際大付(福岡)が大阪偕星と対戦。九州国際大付が10―9でサヨナラ勝ち。両校合わせ25安打の乱打戦を制し、09年以来の3回戦進出を決めた。

 3回4点差を追いつき、5回には4点リードするも6回に追いつかれ、7回には勝ち越しを許して裏の攻撃で再び追いつくという目まぐるしい試合展開。最後はサヨナラで勝利をつかんだが、九州国際大付の楠城監督は「ベンチで怒ってばっかりで。勝ったのか分からないくらい怒ってました」と語った。

 1回戦で先発したエース富山を3番手で投入。9回2死三塁の場面ではタイムをとり「(富山の)肘が下がってきている。ここまで練習してきたことを1球に集中して投げなさい」と伝えてエースを激励した。9回裏の攻撃前には「いい試合では駄目だと。勝たないと意味がない」とナインを鼓舞。ここぞの場面での的確な助言で選手たちを劇勝へ導いた。

 3回戦の相手は栃木代表の名門・作新学院。「日にちはありませんが、じっくり研究して臨みたい」と次戦への意気込みを話した。

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