【バレー】東レ静岡、4連敗でCS進出黄信号も…残り10戦大逆転へ重藤「ワンチャンある」

[ 2026年3月16日 05:00 ]

<東レ静岡・サントリー>バックセンターからパイプ攻撃を決める東レ静岡のOH重藤
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 SVリーグ8位の東レ静岡は首位サントリーにストレートで敗れて4連敗となり、上位6強によるチャンピオンシップ進出へ崖っ縁に追い込まれた。オール日本人で臨み、小沢宙輝(28)と重藤トビアス赳(25)のOH組が奮起。第1セットの接戦を奪い損ねて残り2セットは完敗も、最後までアグレッシブに挑み続けた姿勢は、残り10戦での“奇跡”へ、可能性を感じさせた。

 誰一人下を向く選手はいなかった。リーグトップを走る強者に、最後まで真っ向勝負を挑んだ。結果は完敗。もちろん悔しい。しかし、地域密着でファン層を拡大してきた東レ静岡にも意地がある。入場料を払って駆け付けた2825人の前で、失礼なプレーはできなかった。

 「1セット目は自分たちのサーブが走ったり、相手のサーブに耐えられて良い形で終盤まで持っていけたんですけど。ジュースを取り切れないのは実力の差なのかな」

 アタック、サーブで攻撃陣をけん引した小沢が敗因を分析した。言葉通り、第1セットが全てだった。前日に5本のサービスエースを決めたOP山田が、エース発進。重藤がバックセンターから“パイプ攻撃”をヒットさせるなど先に24点に到達した。しかし、2メートル以上の選手と日本代表を多く抱えるチームとの地力の差か、最後に振り切られ、その後の2セットも落とした。

 救いはコート内に沈滞ムードがなかったことだ。外国人の体調面などの問題もあって、今季34戦目にして初めて日本人だけでの戦いの中、互いのミスをカバーし合おうとする一体感が垣間見えた。小沢が「どんなに点差が離れようが“最後まで諦めずに戦っていこう”という共通認識があった。点差が開きましたが誰一人心折れずに戦うことはできたと思います」とそこだけは胸を張った。

 残り10戦で6位・広島Tとの5勝差をひっくり返すのは難しい。それでも重藤は「希望がなくなったわけではないし、ワンチャンある。1勝差くらいで最終週を迎えられたら」とニヤリ。可能性がある以上、諦める理由はない。

 ▼OP山田 実力が上のチームに対し、僕らが本当にかみ合わないと勝てないと思います。もっと個を大きくしないといけない。

 ▼阿部裕太監督 スキルで良い修正ができた面もあったので、これを良い学びとして今後の順位を争うチームに成果として出していきたい。

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