元キャディー佐野木一志さんが弔辞「セルフカートで待っていて下さい」尾崎将司さんお別れの会

[ 2026年3月16日 14:14 ]

<尾崎将司さんお別れの会>お別れの会に参列した佐野木氏(撮影・西尾 大助)
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 昨年12月に死去したゴルフ界のレジェンド尾崎将司さん(享年78)のお別れの会が16日、都内のホテルで開催され、プロ通算113勝(ツアー94勝)、賞金王12度という不滅の記録を残し「ジャンボ」の愛称で親しまれた尾崎さんをしのび、関係者ら約1000人が参列した。

 全盛期に専属キャディーを務めた佐野木一志氏は弔辞で「十二月二十三日、天国行きのジャンボ機で、紫色の飛行機雲を残して、旅だった先輩。今何をしていますか?もうクラブを握っていますか?そっちのゴルフコースはあなた好みですか?私が行くまでの間、すみませんが、セルフカートで待っていて下さい」と語りかけ「ジャン兄!最後まで媚びることない男の戦う姿を見せてくれました。不屈の勝負師でしたね。You are the manでした。お疲れさんです。今まで本当にありがとうございました」と感謝の気持ちを表した。

 佐野木さんと尾崎さんはともに徳島県宍喰町出身。小中高で先輩後輩の間柄、海南高野球部ではチームメートとして甲子園で優勝を飾った。そしてツアーではコンビを組み何度も勝利を勝ち取った。

 お別れ会終了後、取材に応じた佐野木さんは、印象に残る試合として95年ダンロップフェニックスを挙げた。最終日1打ビハインドで18番パー5を迎えた尾崎さんは2オンに成功。イーグルパットを沈めて逆転優勝を飾った。佐野木さんは「フェニックスの逆転イーグルが日本のゴルフ界でも一番いい場面じゃなかったかな」としみじみ語った。

 昨年12月にはジャンボ邸を訪れ、2日間一緒の時間を過ごした。「初日は田舎の話で盛り上がったけど、2日目は声がかすれて、話が途切れると目をつぶっていく。あの1分か2分の空白が物凄く長く感じた」と振り返った。最後に「向こうに行っても練習しとってよ。またかつぐから」と声を掛けると、尾崎さんが手を差し出してきたので握手をかわして別れたという。

 佐野木さんは「あの時はつらかった」と沈痛な表情で話した。

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