中国選手に進路妨害されたベンネマルス「涙も出ないよ」再レースもメダル届かず5位「とにかく不公平だ!」

[ 2026年2月12日 05:24 ]

ミラノ・コルティナ冬季五輪 第6日 ( 2026年2月11日    ミラノ・スピードスケート競技場 )

レース後、廉子文(右)に詰め寄るベンネマルス(AP)
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 スピードスケート男子1000メートルが11日(日本時間12日)に行われ、2つの組でクロッシングゾーンでの進路妨害が発生する異例の事態となった。優勝候補の一人だったユップ・ベンネマルス(オランダ)は進路を譲らなかった廉子文(中国)にレース後に詰め寄るなど一触即発となり場内は異様な雰囲気に。全レース後に一人だけの再レースにトライしたがタイムは出せず5位に終わった。

 失格となった廉子文に謝罪されても、再レースをしても、会場から大きな拍手を浴びても、怒りが収まらなかった。

 ベンネマルスは再レース後「もう台無しだ…。(廉子文は)謝りに来たよ。でも、そんなの何の解決にもならない!少なくとも銅メダルは僕のものだったはずなんだ。5位なんて本当に悔しい。本当に最悪だ。僕のメダルが奪われたんだ。本当に…。感情が麻痺してしまって、泣きたいのに涙も出ないよ。信じられないよ」と鬼の形相でまくしたてた後、肩を落とした。

 再レースの選択には「唯一のチャンスは、とにかく自分でやってみることだった」と選択に迷いはなかったとしながらも、全レースを終えた後の製氷作業から20分程度でまたスタートラインに立たなきゃいけないなんて。本当に、本当にひどい話だ。そんなの不可能だよ。誰もがそれが不可能だって分かっている。風も味方せず、対戦相手もいない中で、30分前と同じラップタイムを出すなんて。これがメダル争いだったなんて」と嘆き「もっと時間が必要だった。とにかく不公平だ!」とやり場のない怒りに震えていた。

 ▼廉子文 大変申し訳なく思っている。故意にブロックしたわけではない。最後に私は謝ったが、彼は感情が高ぶっていた。

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