【スノボ女子HP】韓国17歳が奇跡の金!激しく転倒→棄権発表→取り下げ→転倒→ラスト試技大逆転で号泣

[ 2026年2月13日 05:00 ]

ミラノ・コルティナ冬季五輪第7日    女子ハーフパイプ決勝 ( 2026年2月12日    リビーニョ・スノーパーク )

表彰台でメダルを掲げ笑顔の(右から)銅メダルの小野、金メダルの崔ガオン、銀メダルのクロイ・キム(AP)
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 女子ハーフパイプ(HP)決勝が行われ、韓国の新星、崔ガオン(17)が1回目に激しく転倒し、一時は棄権が発表されながらも出場を続け、ラスト3本目で大逆転のフルメークを決め90.25の高得点を叩き出し涙の金メダルをつかみ獲った。スノーボード界史上初となる五輪3連覇を狙った“ハーフパイプの女王”クロイ・キム(25=米国)は88.00で銀メダル。2大会連続出場の小野光希(21=バートン)が85.00点で自身初となる銅メダルを獲得した。

 1回目の試技。高く舞った後、ボードがリップに引っかかり転倒。崔はコースのど真ん中で倒れ込んだまましばらく動けず。救護スタッフが担架とともに駆け寄ったが、その後に起き上がり自ら引き揚げた。全体2回目の試技が行われる中、崔の棄権が発表されたが、2回目のスタート位置に崔が姿を現し会場は騒然。棄権が取り消され、大歓声が沸き起こる中で試技を行ったが、再び着地に失敗した。

 だが、奇跡が起きた。激しい転倒による影響が心配される中、ラスト3本目でスイッチバック、フロントサイド、そしてバックサイドの900を決め感動のフルメーク。ゴール後に雄叫びを上げた後、涙を流した。2本目まで88.00で1位だった、憧れであり、雲の上の存在のクロイ・キムの最後の試技が失敗に終わり、崔の金メダルが確定すると会場はどよめき。同競技史上初の五輪3連覇が夢と消えた“ハーフパイプの女王”から祝福を受けると会場に響き渡るほどの号泣で、観客の涙を誘った。

 17歳の崔ガオンは、絶対女王クロイ・キムの次の世代を担う存在として“NEXTクロイ・キム”とも呼ばれ、今大会も金メダル候補として注目されていた。雪が降りしきる中出行われた表彰式では、再びクロイからハグをされ万感の表情。足を引きずりながらも金メダルを手に笑顔を見せた。1本目に激しく転倒も「正直諦めたい気持ちもあったんですけど、頭の中で“続けろ、続けろ”っていう声が聞こえたので、自分のトリックに集中することにしました」と振り返った崔。「これ(五輪で金メダルを獲ること)が夢だったので、夢がかなってとても嬉しく思っています」と最後は17歳らしい無邪気な笑顔を見せた。

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