“シン・山の神”黒田朝日 別大マラソン3位でMGC出場権獲得 先輩・吉田祐也との“一騎打ち”は惜敗

[ 2026年2月1日 14:08 ]

第74回別府大分毎日マラソン ( 2026年2月1日    大分市高崎山・うみたまご前~ジェイリーススタジアムの42.195キロ )

黒田朝日
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 愛知・名古屋アジア大会(9月19日開幕)日本代表選考会を兼ねて行われ、箱根駅伝で青学大の総合3連覇に貢献した“シン・山の神”黒田朝日(21)が2時間7分3秒(速報値)で日本人2番手の3位に入った。来秋開催予定の28年ロサンゼルス五輪日本代表選考レース「マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)」の出場権を獲得した。

 2度目のフルマラソンとなった黒田は序盤、大集団の中で塩出翔太(22)、宇田川瞬矢(22)ら箱根で活躍した青学大のチームメートと“集団走”。沿道から黒田に大声援が飛び、テレビ解説を務める青学大の原晋監督は「やっぱり神は違いますね」と驚いた様子だった。

 11キロの給水地点で招待選手のアベ・ガシャフン(27=エチオピア)、16キロの給水では伊福陽太(23=住友電工)が転倒するアクシデント。20キロを過ぎてからは塩出、宇田川、体調不良で箱根出場を逃した荒巻朋熙(22)とチームメートが次々と遅れた。30キロでペースメーカーが外れると、昨年の世界選手権代表の吉田祐也(28=GMOインターネットグループ)が先頭で集団を引っ張った。

 33キロ過ぎでゲタチョウ・マスレシャ(25=エチオピア)がペースアップして独走。吉田と同期で初マラソンの鈴木塁人(28=GMOインターネット)が一人で追ったが、黒田、吉田、溜池一太(22=中大)、福谷颯太(25=黒崎播磨)、古賀淳紫(29=安川電機)の5人が追い抜いて2位集団となった。さらに溜池、古賀、福谷が遅れ、38キロ過ぎから黒田と吉田が並走。青学大の現役とOBによる日本人トップ争いは黒田が最後の給水を取ったのを利用して吉田が前へ出て、残り1キロで黒田を突き放した。優勝したマスレシャは2時間6分49秒。2位の吉田は2時間6分59秒だった。

 黒田は昨年2月24日の大阪マラソンで日本学生新記録の2時間6分5秒をマーク。今年1月の箱根駅伝では山上りの5区で1時間7分16秒という驚異的な区間新記録を樹立した。レース前日の会見では「箱根に一番合わせていたので、あの時点が絶好調とすると、ハッキリ言ってコンディション不良に近い状態」と明かし、「まずはMGC出場権が第一目標になってくる」と控えめな目標を掲げていた。

 ▼吉田 序盤から冷静に走ることができて、今回日本人1位でMGC獲得ということで非常にうれしく思います。(黒田は)非常に頼もしいと思いました。ラストまで競り合うことができて、僕自身も成長できて本当に感謝しています。

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