蒼富士が序ノ口で7戦全勝!旭丘高の先輩・旭富士との優勝決定戦が現実に「感恩戴徳の気持ちで戦いたい」

[ 2026年1月24日 06:33 ]

大相撲初場所13日目 ( 2026年1月23日    両国国技館 )

押し出しで達ノ海を破った蒼富士 (撮影・西海健太郎)
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 今場所序ノ口デビューで大きな注目を集める“史上最強の新弟子”旭富士(東19枚目、23=伊勢ケ浜部屋)が若大根原(22=西岩部屋)を下して7戦全勝とした。立ち合い勢いよく踏み込んできた相手に対し、突き放し2発で豪快に押し倒し。この日も圧倒的な強さを見せた。

 続けて登場したのが、序ノ口もう一人の全勝の東17枚目・蒼富士(22=伊勢ケ浜部屋)。序二段で5勝1敗の達ノ海(21=伊勢ノ海部屋)と対戦し、身長166センチの自身よりも28センチ大きな相手を右喉輪で下から押し上げて前に出て押し出し。会心の相撲で自身初の7戦全勝を飾り、引き揚げる花道では満面の笑みを浮かべた。「バカみたいに気合入りました。引かないことだけを意識した。復帰場所で全勝できたことは自信になる」。2023年秋場所で前十字靱帯断裂などの大ケガを負った左膝を昨年8月に再び痛め、再手術と2場所の休場を経て今場所から復帰。膝の状態は少しずつ回復しており「気にしないようにしている。気持ちで勝っている」と気力で補ってきた。

 序ノ口は旭富士と蒼富士の2人が7戦全勝で並び、千秋楽の優勝決定戦に進出することが決定。場所中、常に言い続けてきた「2人で優勝決定戦したい」という目標をついに現実のものとした。同部屋の旭富士は神奈川・旭丘高の1学年先輩でもあり「絶対に決定戦来いよ」と声を掛けられてきた。自身が長期休場から序ノ口で復帰した場所と、4年半もの研修生活を続けてきた旭富士の序ノ口デビュー場所が重なったのも何かの縁。「オチル先輩と決定戦したい気持ちがずっとあったので、かなえられてうれしい。自分でもまさか7番勝てるとは思っていなかった」。旭丘高からは幕内・阿武剋や十両・旭海雄らを輩出しているが同校出身同士の対決はまだなく、序ノ口優勝決定戦の舞台で初めて実現することとなる。

 実力差がありすぎるため部屋の稽古で2人が相撲を取ることはなく、本気でぶつかり合うのは高校時代以来となる。蒼富士は「決定戦で相撲取れることが一番うれしい。感恩戴徳(かんおんたいとく)の気持ちを持って戦いたい」と、旭丘高相撲部の部訓を用いて決意を口にした。「自分の相撲を取ることが一番。高校時代からずっと胸を出してもらっているので、勝って恩返ししたい」。千秋楽の十両取組後、満員の大観衆の中で行われる夢舞台へ気持ちを高めた。

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