豊昇龍“流血雪辱”顔から転落で取り直し 先場所金星献上の伯乃富士倒した

[ 2026年1月18日 05:00 ]

大相撲初場所7日目 ( 2026年1月17日    両国国技館 )

<初場所7日目>取り直しの一番で伯乃富士を寄り倒しで破る豊昇龍(撮影・沢田 明徳)
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 横綱・豊昇龍が平幕・伯乃富士を寄り倒して1敗を守った。最初の一番で額から流血するも、取り直しの末に退けて先場所敗れた難敵にリベンジ、6人が並ぶ首位に立った。横綱・大の里は平幕・大栄翔をはたき込み、新大関・安青錦も小結・若元春を寄り倒して6勝目。横綱、大関陣は2日続けて安泰だった。

 赤く血のにじむ額の右部分が激闘を制した勲章だった。豊昇龍は「これがあったから勝ったと思う」と誇らしげに語った。患部付近は髪の毛も抜け「薄くなったのにまた薄くなった」と珍しく冗談も飛び出した。取り直しを制した結びの一番には横綱の意地が凝縮されていた。

 最初の一番は、土俵際で伯乃富士と投げを打ち合った。ギリギリまで左手をつかず、我慢して同体とされたが「体の反応は良かった」という。取り直しの一番は素早く得意の右上手を引く。投げを打ちながら出て寄り倒した。先場所初日に敗れた相手にしっかりお返しした。

 「手をつくなら顔から落ちろ」は相撲の鉄則。そもそも反射神経に優れる横綱が顔に傷をつくるのは珍しい。「正代関とやって以来。4、5年前でそれも1月場所。当時平幕で14日目だった」と記憶をたどった。土俵下の九重審判長(元大関・千代大海)は「右が早く、頭をつけて顔つきがグッと変わった。あれこそ横綱の相撲。これで乗っていけると思う」と話した。

 1敗に6人が並ぶ混戦模様。8日目は天皇陛下国技館行幸が行われる。天覧相撲は20年初場所14日目以来6年ぶり。「気合を入れて頑張るしかないね」。昇進6場所目で目指す横綱初制覇へ、額を赤くした横綱の気合が増してきた。

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