【柔道】女子52キロ級・阿部詩がV 来年の世界柔道内定 ケガ乗り越え2年ぶり頂点

[ 2025年12月7日 05:00 ]

女子52キロ級決勝を制し優勝を果たした阿部詩(撮影・河野 光希)
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 柔道グランドスラム東京大会第1日、男女計7階級が東京体育館で行われ、女子52キロ級は世界選手権覇者の阿部詩(25=パーク24)が2年ぶり5度目の優勝を果たした。今年6月の世界選手権で優勝しているため、全日本連盟の内規によって来年の世界選手権(バクー)の代表に内定した。男子90キロ級の村尾三四郎(25=JESエレベーター)と女子63キロ級の嘉重春樺(25=ブイ・テクノロジー)も優勝して代表内定を決めた。

 ケガの不安を全く感じさせず、強さだけを示した。準々決勝から登場した阿部は一本勝ちこそなかったが、3試合とも技によるポイントを取って優勝。準決勝で大森生純、決勝で坪根菜々子と日本勢を退け「次につなげることができてよかった」と安堵(あんど)の表情を見せた。

 10月末の練習中に肋骨を骨折。十分な練習が積めず「1週間前まで出るか悩んでいた」という。それでも「ロス五輪の時にケガをしていたら…ということも想定して。覚悟を決めてやらないと」と出場を決断。「寝技は耐えられないんじゃないか」と恐怖心もあったが、痛みが出る前に勝ちきった。

 今年は4大会に出場して全て優勝。2回戦敗退だったパリ五輪の絶望から復活を期した1年を「また一段と成長できた」と最高の形で締めくくった。来年10月の世界選手権の代表に内定。28年ロサンゼルス五輪への代表選考レースでも大きく差をつけ「筋量を増やしたり体を強化したい」とさらなる進化を見据えた。

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