【柔道GS東京】阿部一二三が優勝!決勝は高校後輩に一本勝ち 大逆転に12分の死闘…劇的勝利の連続

[ 2025年12月7日 18:04 ]

柔道グランドスラム(GS)東京大会最終日 ( 2025年12月7日    東京体育館 )

男子66キロ級決勝で優勝を果たした阿部一二三(撮影・河野 光希)
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 男女計7階級が行われ、男子66キロ級で五輪2連覇の阿部一二三(28=パーク24)が2年ぶり6度目の優勝を果たした。

 1回戦は不戦勝で、2回戦はジャザン・アダム(イスラエル)に豪快な大外刈りで一本勝ち。準々決勝はキム・チャンヨン(韓国)と対戦し、浮き落としで先に技ありを奪われる絶体絶命の状態から残り2秒で横落としで技ありを取り返して追いつき、そのまま横四方固めで抑え込んで合わせ技一本の劇的な大逆転勝ちを決めた。準決勝は、今年6月の世界選手権を制した武岡毅(26=パーク24)と対戦。同門の五輪2連覇王者と世界選手権王者による初めての直接対決は、互いに譲らず手に汗握る攻防で歴史的な死闘となった。ゴールデンスコア方式の延長戦にもつれ込み、最後は小外掛けから押し込んで技あり。計12分37秒、2028年ロサンゼルス五輪の代表争いで最大のライバルとなる難敵を退けた。

 決勝は、今年4月の全日本選抜体重別選手権を制した顕徳海利(21=天理大3年)と対戦。またも互いに技によるポイントがないまま延長戦にもつれ込んだ。試合開始から計7分11秒、間合いが詰まったところで右からの体落としで一本勝ちを決め、兵庫・神港学園高の7年後輩の挑戦を退けた。右拳を突き上げガッツポーズ。優勝の味をかみしめた。

 今年6月の世界選手権は、同階級の国際大会で6年ぶりとなる黒星を喫して3位。「負けた時こそ初心に戻れた。自分の中でリセットされた感じ。ロス五輪で3連覇するために新しい気持ちでまた再出発」と、敗戦を糧にこの半年間立て直してきた。大会前には「負けから得られるものは大きかった。より自分の柔道に隙がなくなったと思う。それは試合で見てほしい」と話しており、さらに進化した姿を示すことを誓っていた。「ライバルよりも自分自身と向き合って、五輪で3連覇するためにはどうしたらいいかを考えてやっている。気持ちの勝負というか、自分自身との戦い」。厳しいトーナメントを勝ち抜き、己にも勝って優勝をつかみ取った。

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