河本結が5年ぶりVへ王手 最終日も「全然、頑張らないです」

[ 2024年5月18日 17:32 ]

女子ゴルフツアー ブリヂストン・レディース第3日 ( 2024年5月18日    千葉県 袖ケ浦CC袖ケ浦=6731ヤード、パー72 )

<ブリヂストンレディースオープン2日目>18番、バーディーパットを決め声援に応える河本結(撮影・会津 智海)
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 第3ラウンドが行われ、5バーディー、1ボギーの68で回った河本結(25=RICOH)が通算11アンダーまで伸ばし、19年のアクサ・レディース以来、5年ぶりとなるツアー2勝目に王手をかけた。1打差の2位に竹田麗央(21=ヤマエグループHD)が続き、3打差の3位に山下美夢有(22=加賀電子)がつけた。

 スコアを4打伸ばして王手をかけたにも関わらず、河本は最終日に向けて「全然、頑張らないです」と宣言。「普通に楽しくプレーしたい。ギャラリーさんが多いとうれしい。その幸せをかみしめながら回りたい」と自然体で臨むことを強調した。

 今大会は初日から「頑張らない」ことを意識してきた。本来、「勝手に頑張るタイプ。でも、それをやってもいいことはない」と気づき、「とにかく目の前のことに集中する」と空回りしないことを心がけてきた。

 精神面の安定に加え、技術面では2年前からコーチをつけたパッティングが安定したことも大きい。この日は4番で6メートルのスライスラインをねじ込んでバーディー。続く5番ではカラーからパターで5メートルを沈めてパーセーブした。パーオンホールの平均パット数は昨季の60位(1・8263)から今季は(1・7577)と3位に上昇。「7、8メートルでも良いラインだとチャンスと思えるようになった。パットが悪いとピンしか見えなくなるが、こういうミスを誘っているからセンターを狙おうとかマネジメントができるようになった」。相乗効果でショットも戦略も幅が広がった。

 白熱の優勝争いには「頑張って!」との声援がつきものだが、河本は「“楽しんで!”“行け!”みたいな感じで(声をかけて)」と応援してくれるファンに異例のお願い?最終日は2年連続女王の山下と、今季2勝の竹田と同組となった。「1ゴルフファンとして一緒に回れるのは楽しみ」とツアーを引っ張る2人との直接対決に心を弾ませた。
 

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