宇良が優勝争い単独トップ 業師が腕をたぐって御嶽海を下し、初日から6連勝

[ 2024年5月17日 17:32 ]

大相撲夏場所6日日 ( 2024年5月17日    両国国技館 )

<大相撲夏場所6日目>御嶽海(左)の腕をとる宇良(撮影・木村 揚輔)
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 平幕の全勝対決で西前頭4枚目の宇良(31=木瀬部屋)は大関経験者の西前頭7枚目・御嶽海(31=出羽海部屋)を上手出し投げで下し、初日から6連勝とした。同じく初日から5連勝だった西前頭16枚目の宝富士(37=伊勢ケ浜部屋)は西前頭14枚目の欧勝馬(27=鳴戸部屋)にはたき込まれ今場所初黒星を喫しており、宇良が優勝争い単独トップに立った。

 立ち合いは低い体勢で踏み込み、もろ差しを狙うような形。しかし御嶽海に両腕で挟みつけるように受け止められた。そこから宇良は左手も使って相手の左腕をたぐり、右上手の出し投げで土俵外へ送り出した。

 過去の対戦は全て幕内で通算2勝7敗と劣勢で、2勝の決まり手はどちらも、とったり。この日も相手の腕をたぐって勝機をつかんだ。

 ABEMA大相撲中継で解説を務めた元横綱・大乃国の芝田山親方は「御嶽海のおっつけは強烈ですが、宇良が何をしてくるか分からないので、動けなかった。(土俵中央の力比べのような態勢で)宇良は我慢してスキを狙った。腕をたぐっての上手投げは横綱・照ノ富士もよくやる。(土俵外へ)ご案内しているような感じ。これも1つの技ですよ」と宇良の技量を称えた。

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