【箱根駅伝】青学大・原監督「基本軸があるからこそ」 シード落ち覚悟の12月からV字回復のワケ

[ 2024年1月3日 14:30 ]

第100回東京箱根間往復大学駅伝 復路 ( 2024年1月3日    神奈川・箱根町~東京・大手町 5区間109・6キロ )

<箱根駅伝復路 大手町ゴール>10区、優勝し歓喜の青学大の原監督や選手たち(撮影・木村 揚輔)
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 第100回のメモリアル大会で、青学大が2年ぶり7度目の総合優勝を果たした。10時間41分25秒(速報値)は大会新記録だった。原監督はメンバーの手で3度、宙を舞った。

 2日の往路では、史上初の2季連続3冠を狙った駒大に2分38秒差をつけて優勝。余裕を持って迎えた勝負の復路も、盤石のレース運びでライバルの駒大を突き放した。

 12月にシード落ちすら覚悟するほど最悪のチーム状況に陥りながら、「負けてたまるか!大作戦」が成功したのはなぜか。 「早稲田の大学院に通って、箱根駅伝メソッドというものを論文で書いた。原メソッドを体系化、データ化させた基本軸があるからこそ、12月のアクシデントでトレーニングを柔軟に対応できることになった」と説明した。

 原メソッドとは箱根駅伝に勝つために「個々に入ってくる能力によって、トレーニングメニュー、負荷、強度を上げ下げしていく」もの。トラックの5000メートルで春先にスピードを求め、夏場に走り込み、秋に1万メートル、そして箱根につなげる。

 その上で「ベースの基本軸がなければう右往左往するが、基本軸があったからこそ、あたふたはしたが、大きく崩れることはなかった」と振り返った。

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