鈴木晃祐、下部ツアー初V「まさかこんなに早く勝てるとは」

[ 2023年4月22日 07:00 ]

男子ゴルフ ABEMAツアー i Golf Shaper Challemge in 筑紫ケ丘最終日 ( 2023年4月21日    福岡・筑紫ケ丘ゴルフクラブ  6928ヤード、パー72 )

通算13アンダーで下部ツアー初勝利を挙げた鈴木晃はボードの前で笑顔
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 東北福祉大出身のルーキー、鈴木晃祐(こうすけ、22=フリー)が下部ツアー初勝利を挙げた。3打差の3位で出た鈴木晃は5バーディー、ノーボギーの67で回り、通算13アンダーとして、同ツアー出場2戦目で頂点に立った。連覇を狙った田中裕基(20=日本ウェルネススポーツ大)は12アンダーで2位。秋吉翔太(32=ホームテック)と玉城海伍(26=クリード沖縄)が3位に並んだ。

 初勝利の感想はいかにも新人らしかった。「まさかこんなに早く勝てるとは」。自ら驚く下部ツアー参戦2試合目のスピード優勝だが逆転の足取りにはベテラン並みの落ち着きがあった。「最終日は伸ばし合いになる」と巡ってきたチャンスは確実につかみ5バーディー、ノーボギー。連日の67をマークして首位だった田中裕を1打差で退けた。

 千葉県出身。西武台千葉高2年の17年日本ジュニアに優勝し、東北福祉大では19年の日本アマで4位、21年は同3位、昨年はツアー競技のアジアンパシフィックオープンで2位に入るなど実績を重ねた。QTファイナルを経てプロ転向の今季は先週の関西オープンで3位と健闘した。「ツアーで上位に入れて自信になった」。その勢いを持ち込んでプロ初Vにつなげた。

 「1勝できたので2勝、3勝と重ねたい。レギュラーツアーでも賞金を稼いでシード権を獲りたい」。大学同期で昨年日本オープンなど2勝、今季も関西オープン優勝の蝉川泰果をこれから追いかける。 (中島 泉)

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2023年4月22日のニュース