古江 今季メジャー初戦“冷静”1差2位発進 目標「毎日4アンダー」クリア

[ 2023年4月22日 04:00 ]

米女子ゴルフツアー シェブロン選手権第1日 ( 2023年4月20日    米テキサス州 カールトンウッズ・クラブ=6824ヤード、パー72 )

雨の中、笑顔を見せる古江(撮影・光山 貴大)  
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 今季のメジャー初戦が開幕し、古江彩佳(22=富士通)が5バーディー、1ボギーの68をマークして4アンダーの2位と好スタートを切った。首位と1打差。畑岡奈紗(24=アビームコンサルティング)は70で9位、渋野日向子(24=サントリー)は72で37位。チェン・ペイユン(32=台湾)が67で回り、5アンダーで単独首位に立った。

 総距離は6800ヤードを超え、フェアウエーサイドには深いラフが生い茂る。随所で池も絡むメジャーならではの難セッティングに、古江が持ち前のショットの精度で対抗した。自身が想定した優勝スコア「毎日4アンダー」をまずはクリア。「この難しいコースを4アンダーで終えられたのは良かった」と、笑顔がはじけるのも当然だった。

 序盤から波に乗った。インから出て2ホール目、11番パー4で「この日一番」のバーディーを奪った。188ヤードの第2打を1メートルにつける一打。続く12番も連続バーディーとしてリズムをつくった。雨粒が落ちてきた後半も「雨でスピンが変わる」と冷静にピンを狙った。雷雨による中断を挟む難しいコンディション下でも、パーオン率77・78%と安定していた。

 経験を生かした。米本格参戦1年目だった昨季の予選落ちは3度。しかもその全てはメジャーだった。「距離が長いとか難しいイメージでうまく対応できなかった」。ただし、今年は違う。「落ち着けて入れるかな」。ツアーメンバーとして1年戦って経験を積んだからこそ、大舞台でも普段通り冷静にプレーができている。

 首位とは1打差。昨年7月のスコットランド・オープンに続く勝利が初のメジャータイトルとなるか。「まだ3日間ある。トップのスコアは意識しないで、自分は自分で集中できたら」。22歳は残り54ホールを冷静ににらんだ。

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