黄金世代の高橋彩華が連覇へ1打差の2位に浮上「去年より硬くならないと思う」

[ 2023年4月22日 19:30 ]

女子ゴルフツアー フジサンケイ・レディース第2日 ( 2023年4月22日    静岡県 川奈ホテルGC富士C=6457ヤード、パー71 )

<フジサンケイレディース・2日目>18番、セカンドショットを放つ高橋彩華(撮影・西尾 大助)
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 5打差の31位で出た昨年優勝の高橋彩華(24=東芝)が、65の猛チャージを見せ、通算5アンダーで1打差の2位に急浮上した。ルーキーの神谷そら(20=フリー)が68と伸ばし通算6アンダーで単独首位に立っている。

 運を引き寄せられるのも実力があればこそだ。高橋は7番でグリーン手前から18メートルのアプローチを得意の“転がし”しでカップに沈めバーディーを奪った。「昨日より今日はバーディーチャンスがありました。運もあって、その運も生かせました」と満足そうに笑った。

 川奈は昨年ツアー初優勝を飾った相性の良い場所。3日間首位を守っての完全Vは05年に川奈に会場が移って以降初めてだった。前日は72と伸び悩み「全然入らなくて(グリーンに)嫌われているのかな」と諦めかけていたが、ホールアウト後に練習グリーンで日没まで居残り練習。「高麗グリーンは緩んだインパクトをすると持っていかれる。去年は良い感じでインパクトできていた。それを練習で思い出してやったら良くなった」とカムバックのきっかけをつかんだ。

 以前はショットに自信を持っていたが、「勝つ前からショットが良くなくて、そのおかげでアプローチに磨きがかかりました」とショートゲーム派に変身。特にパターに似た打ち方をする独特のランニングアプローチには信頼感が増した。

 パワーの源は母・真由美さんがホテルに持参したミニ炊飯器で作る地元新潟産のコシヒカリのおにぎりだ。「具はたくあんと明太子です。3、4個食べています」とアップダウンのきついコースを克服するスタミナ補給に役立っている。

 最終日は大会初の連覇に挑む。「昨年よりは硬くならないと思うので楽しんでいけるのかなと思います」。今年は2勝目の重圧を楽しむ余裕がある。 

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