今週は岩井千怜！2差6位発進　前週Vの姉・明愛と同組も集中「楽しかった」

女子ゴルフツアー　フジサンケイ・レディース第1日 （ 2023年4月21日    静岡県　川奈ホテルGC富士C＝6457ヤード、パー71 ）

＜フジサンケイレディース・初日＞17番、グリーンを見つめる岩井千怜（左）と岩井明愛（撮影・西尾　大助）
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　同組で回った岩井ツインズの妹・千怜（ちさと、20＝Honda）が69で回り首位に2打差の6位と好スタートを切った。前週優勝の明愛（あきえ、同）は72とスコアを落とし、原英莉花（24＝NIPPON　EXPRESSホールディングス）とともに31位と出遅れた。初シードの後藤未有（22＝大東建託）と仁井優花（20＝エレコム）が67で首位に並んだ。

　素直な思いが自然と口から出た。姉妹が初日に同組で回るのは昨年4月以来2度目。千怜は「楽しかったです。幸せな時間でした」と振り返った。前夜はお互いのウエアがかぶらないように相談。結局「何も決めず食事をして別れました」と成り行き任せになったが、姉は黒のパンツ、妹はスカートと異なっていたのは双子らしいあうんの呼吸だった。

　「（前週優勝の）ごほうびです」と父・雄士さんの応援にも力が入るラウンド。ただ千怜は「グッと集中していました」と言葉を交わす場面はほとんどなし。1番で上から難しい8メートルのバーディーパットを決めるなど好調なパットにも支えられ69とまとめた。

　2週連続Vの期待がかかる明愛は気持ちが入り過ぎたのか8、18番で大叩き。それでも妹は「（明愛が）落ち着いた様子だったので大丈夫だと思っていました」と心を揺らすことなく落ち着いてプレーを続けた。「明日も攻めるところは攻めて決めるところは決めたいです」と出遅れた姉の巻き返しを信じ、スコアを伸ばす。

　≪明愛「巻き返す」≫姉の明愛は一時3アンダーまでスコアを伸ばしたが、8番で第2打をグリーン奥にこぼしラフに苦戦して6オン1パットのトリプルボギーとつまずいた。「セカンドがフライヤーしてしまって。悔しかったですね」と表情を曇らせた。それでも姉妹同組でのラウンドは「楽しかったですね」。5打差の31位と出遅れたが、難コースの川奈では1日で状況が一変する。「明日は巻き返したいですね」と前を向いていた。