星野がツアー新16ラウンド連続60台で8位浮上!新フォーム手応え「ゴルフが楽しい」

[ 2023年4月22日 04:30 ]

男子ゴルフツアー  ISPSハンダ欧州・日本トーナメント第2日 ( 2023年4月21日    茨城県 石岡GC=7039ヤード、パー70 )

2番でティーショットを放つ星野(撮影・藤山 由理)
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 14位から出た星野陸也(26=興和)が5バーディー、2ボギーの67で回り、通算7アンダーで首位と3打差の8位に浮上した。出場大会で16ラウンド連続の60台をマークし、石川遼(31=CASIO)らの記録を更新する日本ツアー新となった。金谷拓実(24=Yogibo)が通算8アンダーで日本勢トップの5位。グラント・フォレスト(29=英国)ら3選手が通算10アンダーで首位に並んだ。

 星野は思わず拳を振り上げていた。後半の7番でバンカーショットを約2・5メートルに寄せ、5つ目のバーディー。この日も60台をほぼ確実にした瞬間だった。「ガッツポーズが出ちゃいましたね、まだ2日目なのに」と笑った。出場試合16ラウンド連続60台は歴代単独1位となった。

 3年前から下半身がスエーしないようスイング改造に着手し、手応えを感じ始めていた。足の張りは左足から右足に変わり、ドローが基本だった球筋にフェードが加わった。「いろんな球筋を打てるようになった。ゴルフが楽しい」と話す。何より新記録は新フォームが完成に近づいた証となった。

 今大会は車で30分の実家から通う。前夜は午後8時にベッドに入るも寝つけず、記録への重圧も実感した。欧州ツアーらしくピンも四隅に振られ、難度は増したが、それでも60台を死守した。「これで少しは解放される。でも優勝するには60台を重ねることが大事」と星野。まだまだ記録は更新されそうだ。

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2023年4月22日のニュース