かなだい 自己新締め!オペラ座の怪人演じ切り大輔万感「思い出のある場所でまた最高の演技ができた」

[ 2023年4月15日 04:44 ]

フィギュアスケート世界国別対抗戦第2日 ( 2023年4月14日    東京体育館 )

<フィギュア国別対抗戦第2日>アイスダンス・フリーダンス、演技をする村元哉中、高橋大輔組(撮影・小海途 良幹)
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 アイスダンス・フリーダンスでは村元哉中(30)、高橋大輔(37)組(関大KFSC)が自己ベストを更新する116.63点をマークし5位だった。高橋がシングル時代の07年世界選手権銀メダルを獲得した場所での会心の演技で今季を締めくくった。ペア・ショートプログラム(SP)で三浦璃来(21)、木原龍一(30)組(木下グループ)は自己ベスト肉薄の80.47点で2位。3大会ぶり3度目の優勝を目指す日本は3位となった。

 シーズン最後に、歓喜の瞬間が待っていた。村元、高橋組はミステリアスな「オペラ座の怪人」の世界観を演じ切り、その場で万感のガッツポーズ。最高のレベル4を獲得した序盤のリフトから観客を引き込んだ。高橋は「最高の思い出になる演技ができた」と話し、村元も「記憶に残る演技がしたいというのがスケート人生の目標。それができたかな」と感慨に浸った。

 思い出の場所、記憶に刻まれた演目。07年世界選手権以来16年の時を経て、オペラ座が生まれ変わった。高橋は「いろいろなものが運命的。僕にとっては思い出のある場所でまた最高の演技ができたのは凄くうれしい」という。演技前に高橋の当時の演技映像を見返した村元は「凄いな、といろいろ感動していました。幸せな4分間」と振り返った。

 今季は全日本選手権を初制覇し、2度目の世界選手権では日本勢最高タイの11位。確かな足跡を残した。高橋は来季について「この後アイスショーが続いて、イベントがあったり、その間に考えていこうと思う」と話すにとどめた。

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2023年4月15日のニュース