スケボー界に11歳の新星!松本雪聖が全体1位で決勝進出「実力を最後まで出せた」

スケートボード　マイナビ日本オープン第3日 （ 2023年4月14日    茨城県笠間市・ムラサキパークかさま ）

＜スケートボードマイナビ日本オープン第3日＞女子ストリート準決勝のベストトリック5本目に成功し、思わずガッツポーズを繰り出す松本雪聖
Photo By スポニチ

　各種目の準決勝が行われ、女子ストリートは11歳の松本雪聖（いぶき）が合計199.64点をマークし、予選に続き全体1位で上位8人による決勝進出を決めた。試技3回のベストラン方式で争われた男子パークでは、桜井壱世（14）が2本目に80.22点をマークし1位通過。15日に予定されていた決勝は悪天候予報により、16日に順延。中止となった場合は、準決勝の結果が最終順位となる。

　日本勢のレベルが高い女子ストリートに、今度は11歳の新星が現れそうだ。松本は45秒間に連続して技を繰り出すランで唯一、2本ともに70点台をマークする安定感を発揮。一発技を競うベストトリックでは、最後の5本目に「4カ月くらい練習してきた」という板を270度回してからレールを滑る「キャブ27ボード」に成功。ガッツポーズを繰り出し「実力を最後まで出せた」とはにかんだ。

　スノボ愛好家の両親の影響で、オフ期間の練習で始めたスケボーのとりこに。週1回は体操教室に通い、柔軟性やボディーバランスを養う。本格的に競技を始めた時から「小学校で日本一、中学校で世界一」を掲げる。まずは一つ目の目標をかなえ、世界に打って出る。