劣勢スクラムが敗因に 埼玉・坂手主将「ヒット後の伸びで重圧」ラグビーリーグワン

[ 2023年4月15日 21:21 ]

ラグビーリーグワン第15節   埼玉25―44静岡 ( 2023年4月15日    埼玉・熊谷ラグビー場 )

<埼玉・静岡>後半、スクラムを組む埼玉と静岡のFW陣
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 ホストゲーム最終戦となった昨季王者の埼玉は25―44で静岡に敗れ、今季初黒星で開幕からの連勝が14で止まった。埼玉は創設2季目のリーグワンでも、昨季開幕から2試合の不戦敗を除けば初の敗戦で、公式戦の連勝は30でストップした。

 埼玉はスクラムが終始劣勢で、一番の敗因となった。前半30分にはスクラムでアドバンテージが出た状態でボールを回され失トライ。同36分には敵陣ゴール前のマイボールスクラムを前に、左右の先発プロップを入れ替える異例の早期交代を敢行。CTB長田のトライにつながったが、途中出場のプロップ藤井は「予想以上に低さと重さがあった」と話した。

 フッカー坂手主将は、相手スクラムの特徴を「ヒット後の伸びで、凄くプレッシャーを感じた。その伸びで8人が下がってしまい、後手に回った。分析で分かっていたが、対策しきれなかった」と証言。かつては日本代表の長谷川慎コーチが作り上げ、今も進化を続ける相手の最大の武器に舌を巻いた。

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2023年4月15日のニュース